イベント

企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」第2期 会期中のイベント


小泉セツをもっとよく知るためのレクチャーシリーズ

①[対談]ひ孫から見たセツ、ドラマ制作者から見たセツ

講師:橋爪國臣氏(NHK連続テレビ小説「ばけばけ」制作統括)、小泉凡館長(小泉八雲・セツ曽孫)
モデレーター:羽田昭彦(小泉八雲・セツの普及コーディネーター)
日時:2025年7月27日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps
申込受付開始日:6月27日(金)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

内容・講師略歴

小泉八雲記念館の企画展の資料を踏まえ、ひ孫からみたセツの人生と、小泉セツが、「ばけばけ」の主人公のモデルになぜ選ばれたのか、ドラマ制作者からみたセツの魅力についてたっぷりと語り合います。

はしづめ・くにおみ :NHK連続テレビ小説「ばけばけ」制作統括。1986年、福岡県生まれ。琉球大学医学部卒、医師免許取得。2011年NHK入局。青森局、東京ドラマ部を経て、大阪局勤務。連続テレビ小説「ばけばけ」制作統括を担当中。これまでの主な担当番組に、連続テレビ小説「ブギウギ」、大河ドラマ「青天を衝け」、夜ドラ「あなたのブツが、ここに。」、地域ドラマ「進め! 青函連絡船」など。

こいずみ・ぼん :小泉八雲記念館館長、小泉八雲・セツの曽孫。


②セツの語りと八雲の創作—越境文学としてのKWAIDAN

【2025/09/04追記】会場変更のお知らせ

会場である島根県立美術館の設備不良による臨時休館に伴い、当日の会場がさんびる文化センター プラバホール 2階 大会議室に急遽変更となりましたので、ご案内申し上げます。

※駐車場には限りがございますため、公共交通機関のご利用や、お連れ様と乗り合わせてのご来場にご協力をお願いいたします。

急なご案内となりご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。恐れ入りますが、当日はお間違いのないようご来場くださいますようお願い申し上げます。


講師:那須野絢子氏(常葉大学外国語学部講師、焼津小泉八雲記念館アドバイザー)
日時:2025年9月7日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps)→ さんびる文化センター プラバホール 2階 大会議室(島根県松江市西津田6丁目5-44/ Google Maps
申込受付開始日:8月7日(木)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

内容・講師略歴

小泉八雲の怪談執筆における妻セツの語りの役割に光をあて、声から文字、東洋から西洋へと越境する著書KWAIDANの文学的意義を考えます。

なすの・あやこ :常葉大学外国語学部講師、焼津小泉八雲記念館アドバイザー。比較文学、主に19世紀から20世紀初頭の幻想文学(ゴシック、怪談、ファンタジーetc.)が専門。中でも小泉八雲の怪談作品は最も関心のある研究テーマである。2007年から14年間、焼津小泉八雲記念館の学芸員として焼津市民に八雲の功績と魅力を普及。


③声に出して読みたい『怪談』

講師:小宮由氏(翻訳家、「このあの文庫」主宰)
日時:2025年11月8日(土)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps
申込受付開始日:10月8日(水)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

専用申込フォーム
小泉セツをもっとよく知るためのレクチャーシリーズ
③声に出して読みたい『怪談』
内容・講師略歴

今年の6月、私が訳した『怪談』が発売になります。私が目指した翻訳は「語って聞かせたくなる怪談」です。子どもの本の翻訳家としてのキャリアを活かし、老若男女が楽しめる本にしました。そんな『怪談』の魅力を、八雲やセツの横顔に触れながら、お話したいと思います。

こみや・ゆう :翻訳家。1974年、東京生まれ。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。主な訳書に『さかさ町』(岩波書店)『しょうぼうしのくまさん』(福音館書店)『怪談 こわくてふしぎな10の話』『イワンの馬鹿』(アノニマ・スタジオ)『黒い蜻蛉 小説小泉八雲』(佼成出版社)など多数。祖父は、トルストイ文学の翻訳家で、良心的兵役拒否者の故北御門二郎。


④ラフカディオ・ハーンはなぜ「小泉八雲」になったのか?—国際結婚の歴史社会学的考察

講師:嘉本伊都子氏(京都女子大学現代社会学部教授)
日時:2025年11月30日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps
申込受付開始日:10月30日(木)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

内容・講師略歴

ラフカディオ・ハーンと小泉セツさんの結婚は、日本政府に認められた結婚でした。アイルランドまたはイギリスに認められていたかは定かではありません。なぜでしょうか? 国際結婚の歴史社会学を通して謎解きをしたいと思います。

かもと・いつこ :京都女子大学現代社会学部現代社会学科教授。京都女子大学現代社会学部教授。松江南高校卒業。博士論文を出版した『国際結婚の誕生 〈文明国日本〉への道』(新曜社、2001年)は日本学会奨励賞を受賞。教科書『国際結婚論!?』(法律文化社、2008年)は歴史編、現代編がある。専門は国際結婚の歴史社会学。


⑤ヘルンとセツの架け橋 西田千太郎

講師:宮澤文雄氏(島根大学法文学部准教授)
日時:2026年3月1日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps
申込受付開始日:2026年2月1日(日)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

内容・講師略歴

ハーンとセツには「夫妻の架け橋」とも呼べる人物がいました。西田千太郎という島根県尋常中学校の若き教頭です。千太郎は公私にわたってハーンを支えたことで知られていますが、実際どのような人物だったのでしょうか。最近発見された西田家関係史料を紹介しながら、ハーンとセツの夫妻と千太郎の交流を探ってみたいと思います。

みやざわ・ふみお :島根大学法文学部准教授。専門はアメリカ文学。島根大学着任をきっかけにラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の研究を始める。とくに近年は、東日本大震災をはじめとする災禍の文脈から『怪談』に代表されるハーンの霊性の文学の再評価に取り組んでいる。また、ハーンの親友・西田千太郎の旧居と史料の保存と利活用に関する事業にも従事している。八雲会会員。松江市立中央図書館定期講座「小泉八雲に学び・親しむ」講師。小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進協議会委員。


聴講無料
企画協力:羽田昭彦(小泉八雲・セツの普及コーディネーター)

申込方法

事前申し込みが必要です(受付開始は各1ヵ月前より)。
専用申込フォームで受け付けます。
専用申込フォームのURLは、各回の申込受付開始日に本ページおよび「お知らせ」に掲載します。

お問い合わせ先

小泉八雲記念館
電話:0852-21-2147
メールフォーム


ナイト・ミュージアム・パフォーマンス

足踏みオルガンの響き
八雲へのオマージュ—夢の調べ

演奏:米山麻美氏(パイプオルガン奏者)
日時:2025年9月27日(土)①18:00、②19:15(各回とも開場は開演の10分前、上演時間は45分です)
会場:小泉八雲記念館 1階 展示室2・3
定員:各回30名(要申込・先着順)
参加費:2,500円
申込受付開始日:2025年8月27日(水)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

専用申込フォーム
足踏みオルガンの響き 八雲へのオマージュ—夢の調べ
①18:00
足踏みオルガンの響き 八雲へのオマージュ—夢の調べ
②19:15
内容・出演者略歴

西の果ての国から東の果ての国へ旅してきた八雲が、セツと出会い育んだ日々をイメージして、ケルトや日本の調べ、即興演奏を織り交ぜながら明治・大正期の足踏みオルガンを奏でます!

よねやま・まみ :パイプオルガン奏者。建物と一体となって響く風の楽器をからだ全体で楽しんで頂くことをテーマとして、幅広いアイディアで演奏活動を展開中。型にとらわれない多方面からの音楽空間づくりには定評がある。国内外のホール、教会にて演奏活動を行うほか、歴史的なリード・オルガンの紹介やライヴでも好評を得ている。2025年11月には小泉八雲をテーマとしたリサイタルを行う予定。エリザベト音楽大学宗教音楽学科宗教音楽学コースを経てパイプオルガンコース卒業。松江プラバホール専属オルガニスト。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。

チラシ PDF(1.29MB)

ヴァイオリン&ハープコンサート
セツとヘルンと怪談と

演奏:X [iksa](イクサ)(辺見康孝氏+松村多嘉代氏)
日時:2025年10月11日(土)①18:00、②19:15(各回とも開場は開演の10分前、上演時間は45分です)
会場:小泉八雲記念館 1階 展示室2・3
定員:各回30名(要申込・先着順)
参加費:2,500円
申込受付開始日:2025年9月11日(木)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

専用申込フォーム
ヴァイオリン&ハープコンサート セツとヘルンと怪談と
①18:00
ヴァイオリン&ハープコンサート セツとヘルンと怪談と
②19:15
内容・出演者略歴

記念館でのコンサートが恒例となったX[iksa]が、秋から放送の『ばけばけ』に合わせた旬のプログラムをお届けします。どんな音楽がヴァイオリンとハープの音色に化けるか、お楽しみに!

イクサ:辺見康孝(ヴァイオリン)と松村多嘉代(ハープ)によるデュオユニット。2006年10月にデュオとしての初共演以来、これまでにオーストラリア、南アフリカ共和国、カナダなどの海外公演を含め700回を超える公演を行っている。2008年に『X [iksa]』、2010年に『Wa~和』、2012年に『くるみ割り人形』、2016年に『Histoire de X [iksa]』などのCDアルバムをリリース。島根県観光PR映像やテレビ番組の音楽も制作している。www.x-iksa.com

チラシ PDF(1.25MB)

朗読&トーク
セツとヘルンの燈した路

出演:佐野史郎氏(俳優)
日時:2025年10月12日(日)①18:00、②19:15(各回とも開場は開演の10分前、上演時間は45分です)
会場:小泉八雲記念館 1階 展示室2・3
定員:各回30名(要申込・先着順)
参加費:2,500円
申込受付開始日:2025年9月12日(金)
申込方法:専用申込フォームで受け付けます。

専用申込フォーム
朗読&トーク セツとヘルンの燈した路
①18:00
朗読&トーク セツとヘルンの燈した路
②19:15
内容・出演者略歴

「小泉八雲 朗読のしらべ」をライフワークとする佐野史郎さんが語る極上の八雲怪談とセツの追想記。『ばけばけ』では島根県知事役の佐野さんのトークも必見!

さの・しろう :俳優。島根県松江市出身。1975年、劇団「シェイクスピア・シアター」の創設メンハーとして参加。1980年、唐十郎の「状況劇場」に入団、1984年まで在籍。1986年に林海象監督『夢みるように眠りたい』にて映画主演デビュー。1992年、TBS金曜ドラマ『ずっとあなたが好きだった』の桂田冬彦を演じ、社会現象となる。俳優業の他、音楽、写真の活動も続け、またライフワークとして「小泉八雲 朗読のしらべ」をギタリストの山本恭司と共に2007年より継続中。2025年度NHK後期連続テレビ小説の『ばけばけ』では、島根県知事役をつとめる。

チラシ PDF(1.32MB)

申込方法

事前申し込みが必要です(受付開始は各1ヵ月前より)。
専用申込フォームで受け付けます。

お問い合わせ先

小泉八雲記念館
電話:0852-21-2147
メールフォーム


小泉八雲記念館寄席 柳家さん喬が語る八雲 Vol. 7

出演:柳家さん喬師匠
日時:2025年11月24日(月・振替休日)14:00(受付13:30)
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps
料金:前売3,000円、当日3,500円(全席自由)
チケット取り扱い:オンラインチケット シマチケ、島根県民会館チケットコーナー
予約・問い合わせ先:松江落語の会
Tel: 090-7597-5584(タテオカ)
e-mail
主催:山陰落語の会
共催:小泉八雲記念館
小泉八雲とセツが出会ったまち松江がバケるイベント等開催支援補助金採択事業

出演者略歴

やなぎや・さんきょう:1948(昭和23)年8月4日生まれ。東京都墨田区本所出身。1967(昭和42)年 中央大学付属高校卒業。五代目柳家小さんに入門、前座名「小稲」。1972(昭和47)年 二ツ目昇進、「柳家さん喬」と改名。1981(昭和56)年 真打昇進。2006(平成18)年 社団法人落語協会常任理事に就任。2016(平成28)年 平成28年度文化庁文化交流使。2017(平成29)年 紫綬褒章受章。2024(令和6)年 一般社団法人落語協会会長に就任。[著作]書籍 『音声DVDで聴ける! 柳家さん喬 大人の落語』『噺家の卵 煮ても焼いても⸺落語キッチンへようこそ!』『なぜ柳家さん喬は柳家喬太郎の師匠なのか?』(共著)、DVD 『本格 本寸法 ビクター落語会 柳家さん喬 其の四「花見小僧」「刀屋」』、CD 『「朝日名人会」ライヴシリーズ125 柳家さん喬18「ちきり伊勢屋」』『柳家さん喬 名演集18「大工調べ」「粗忽の釘」』。 出囃子「鞍馬獅子」、紋「丸に三つ柏」。

チラシ PDF(663KB)

もののけ怪道にあそぶ。
もののけ3館周遊パスポート 2025年度版

小泉八雲記念館(島根県)、水木しげる記念館(鳥取県)、湯本豪一記念日本妖怪博物館(広島県)をめぐるお得な「もののけ3館周遊パスポート」が2025年4月1日から各館で発売されます。
「もののけ3館周遊パスポート」は3館共通入館券として、各館それぞれ1回入館できます。
入館時に押される3館のオリジナルスタンプをすべて集めた方に、ノベルティグッズを進呈します。
また、パスポート発売と連動して、各館の学芸員によるコラボトークイベントも開催予定です。

価格:1,500円(税込)
販売期間:2025年4月1日(火)—2026年3月31日(火)
有効期間:2025年4月1日(火)—2026年3月31日(火)
販売場所:小泉八雲記念館、水木しげる記念館、湯本豪一記念日本妖怪博物館

もののけ怪道の学芸員トーク

各ミュージアムの学芸員によるコラボトークイベントを開催します。もののけ・妖怪について、実際に働く学芸員ならではの視点で、楽しくお話しします。学芸員ってどんな仕事? もののけ・妖怪についてもっと知りたい! そんな皆さんの参加をお待ちしております。

文化財としての妖怪—モノノケ学芸員のおしごと

登壇者:湯本豪一記念日本妖怪博物館学芸員×水木しげる記念館学芸員×小泉八雲記念館学芸員
日時:2025年9月28日(日)14:00-15:00(開場13:30)
会場:三次もののけミュージアム交流館 平太郎サロン(広島県三次市三次町1691/ Google Maps
定員:先着40名
参加費:無料
問い合わせ先:湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)
Tel: 0824-69-0111
主催:“もののけ怪道”3館連携協議会

学芸員がゆく! 水木ワールドの旅

登壇者:水木しげる記念館学芸員×湯本豪一記念日本妖怪博物館学芸員×小泉八雲記念館学芸員
日時:2025年11月1日(土)14:00-15:00(開場13:30)
会場:水木しげる記念館 多目的ホール(鳥取県境港市本町5/ Google Maps
定員:先着40名
参加費:無料(別途入館料が必要)
問い合わせ先:水木しげる記念館
Tel: 0859-42-2171
主催:“もののけ怪道”3館連携協議会

小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて
第2期

企画展

2025年6月13日(金)―2026年9月6日(日)

詳細

企画展図録
The Exhibition Catalog

1階ミュージアムショップおよび郵送販売にて受付中。

詳細
優先入場ができる入館券を購入する