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企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」第2期 会期中のイベント
- 小泉セツをもっとよく知るためのレクチャーシリーズ
- [対談]ひ孫から見たセツ、ドラマ制作者から見たセツ(7/27)
- セツの語りと八雲の創作—越境文学としてのKWAIDAN(9/7)
- 声に出して読みたい『怪談』(11/8)
- ラフカディオ・ハーンはなぜ「小泉八雲」になったのか?—国際結婚の歴史社会学的考察(11/30)
- ヘルンとセツの架け橋 西田千太郎(2026/3/1)
- もののけ怪道にあそぶ。—小泉八雲記念館・水木しげる記念館・三次もののけミュージアムの3館周遊パスポート 2025年度版(4/1-2026/3/31)
小泉セツをもっとよく知るためのレクチャーシリーズ
①[対談]ひ孫から見たセツ、ドラマ制作者から見たセツ
講師:橋爪國臣氏(NHK連続テレビ小説「ばけばけ」制作統括)、小泉凡館長(小泉八雲・セツ曽孫)
モデレーター:羽田昭彦(小泉八雲・セツの普及コーディネーター)
日時:2025年7月27日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps)
申込受付開始日:6月27日(金)
内容・講師略歴
小泉八雲記念館の企画展の資料を踏まえ、ひ孫からみたセツの人生と、小泉セツが、「ばけばけ」の主人公のモデルになぜ選ばれたのか、ドラマ制作者からみたセツの魅力についてたっぷりと語り合います。
はしづめ・くにおみ :NHK連続テレビ小説「ばけばけ」制作統括。1986年、福岡県生まれ。琉球大学医学部卒、医師免許取得。2011年NHK入局。青森局、東京ドラマ部を経て、大阪局勤務。連続テレビ小説「ばけばけ」制作統括を担当中。これまでの主な担当番組に、連続テレビ小説「ブギウギ」、大河ドラマ「青天を衝け」、夜ドラ「あなたのブツが、ここに。」、地域ドラマ「進め! 青函連絡船」など。
こいずみ・ぼん :小泉八雲記念館館長、小泉八雲・セツの曽孫。
②セツの語りと八雲の創作—越境文学としてのKWAIDAN
講師:那須野絢子氏(常葉大学外国語学部講師、焼津小泉八雲記念館アドバイザー)
日時:2025年9月7日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps)
申込受付開始日:8月7日(木)
内容・講師略歴
小泉八雲の怪談執筆における妻セツの語りの役割に光をあて、声から文字、東洋から西洋へと越境する著書KWAIDANの文学的意義を考えます。
なすの・あやこ :常葉大学外国語学部講師、焼津小泉八雲記念館アドバイザー。比較文学、主に19世紀から20世紀初頭の幻想文学(ゴシック、怪談、ファンタジーetc.)が専門。中でも小泉八雲の怪談作品は最も関心のある研究テーマである。2007年から14年間、焼津小泉八雲記念館の学芸員として焼津市民に八雲の功績と魅力を普及。
③声に出して読みたい『怪談』
講師:小宮由氏(翻訳家、「このあの文庫」主宰)
モデレーター:羽田昭彦(小泉八雲・セツの普及コーディネーター)
日時:2025年11月8日(土)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps)
申込受付開始日:10月8日(水)
内容・講師略歴
今年の6月、私が訳した『怪談』が発売になります。私が目指した翻訳は「語って聞かせたくなる怪談」です。子どもの本の翻訳家としてのキャリアを活かし、老若男女が楽しめる本にしました。そんな『怪談』の魅力を、八雲やセツの横顔に触れながら、お話したいと思います。
こみや・ゆう :翻訳家。1974年、東京生まれ。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。主な訳書に『さかさ町』(岩波書店)『しょうぼうしのくまさん』(福音館書店)『怪談 こわくてふしぎな10の話』『イワンの馬鹿』(アノニマ・スタジオ)『黒い蜻蛉 小説小泉八雲』(佼成出版社)など多数。祖父は、トルストイ文学の翻訳家で、良心的兵役拒否者の故北御門二郎。
④ラフカディオ・ハーンはなぜ「小泉八雲」になったのか?—国際結婚の歴史社会学的考察
講師:嘉本伊都子氏(京都女子大学現代社会学部教授)
日時:2025年11月30日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps)
申込受付開始日:10月30日(木)
内容・講師略歴
ラフカディオ・ハーンと小泉セツさんの結婚は、日本政府に認められた結婚でした。アイルランドまたはイギリスに認められていたかは定かではありません。なぜでしょうか? 国際結婚の歴史社会学を通して謎解きをしたいと思います。
かもと・いつこ :京都女子大学現代社会学部現代社会学科教授。京都女子大学現代社会学部教授。松江南高校卒業。博士論文を出版した『国際結婚の誕生 〈文明国日本〉への道』(新曜社、2001年)は日本学会奨励賞を受賞。教科書『国際結婚論!?』(法律文化社、2008年)は歴史編、現代編がある。専門は国際結婚の歴史社会学。
⑤ヘルンとセツの架け橋 西田千太郎
講師:宮澤文雄氏(島根大学法文学部准教授)
日時:2026年3月1日(日)14:00
会場:島根県立美術館ホール(島根県松江市袖師町1-5/ Google Maps)
申込受付開始日:2026年2月1日(日)
内容・講師略歴
ハーンとセツには「夫妻の架け橋」とも呼べる人物がいました。西田千太郎という島根県尋常中学校の若き教頭です。千太郎は公私にわたってハーンを支えたことで知られていますが、実際どのような人物だったのでしょうか。最近発見された西田家関係史料を紹介しながら、ハーンとセツの夫妻と千太郎の交流を探ってみたいと思います。
みやざわ・ふみお :島根大学法文学部准教授。専門はアメリカ文学。島根大学着任をきっかけにラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の研究を始める。とくに近年は、東日本大震災をはじめとする災禍の文脈から『怪談』に代表されるハーンの霊性の文学の再評価に取り組んでいる。また、ハーンの親友・西田千太郎の旧居と史料の保存と利活用に関する事業にも従事している。八雲会会員。松江市立中央図書館定期講座「小泉八雲に学び・親しむ」講師。小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進協議会委員。
聴講無料
企画協力:羽田昭彦(小泉八雲・セツの普及コーディネーター)
申込方法
事前申し込みが必要です(受付開始は各1ヵ月前より)。
専用申込フォームで受け付けます。
専用申込フォームのURLは、各回の申込受付開始日に本ページおよび「お知らせ」に掲載します。
お問い合わせ先
小泉八雲記念館
電話:0852-21-2147
メールフォーム
もののけ怪道にあそぶ。
もののけ3館周遊パスポート 2025年度版
- 小泉八雲記念館(島根県松江市)
- 水木しげる記念館(鳥取県境港市)
- 三次もののけミュージアム(広島県三次市)
小泉八雲記念館(島根県)、水木しげる記念館(鳥取県)、湯本豪一記念日本妖怪博物館(広島県)をめぐるお得な「もののけ3館周遊パスポート」が2025年4月1日から各館で発売されます。
「もののけ3館周遊パスポート」は3館共通入館券として、各館それぞれ1回入館できます。
入館時に押される3館のオリジナルスタンプをすべて集めた方に、ノベルティグッズを進呈します。
また、パスポート発売と連動して、各館の学芸員によるコラボトークイベントも開催予定です。
価格:1,500円(税込)
販売期間:2025年4月1日(火)—2026年3月31日(火)
有効期間:2025年4月1日(火)—2026年3月31日(火)
販売場所:小泉八雲記念館、水木しげる記念館、湯本豪一記念日本妖怪博物館
もののけ怪道の学芸員トーク
各ミュージアムの学芸員によるコラボトークイベントを開催します。もののけ・妖怪について、実際に働く学芸員ならではの視点で、楽しくお話しします。学芸員ってどんな仕事? もののけ・妖怪についてもっと知りたい! そんな皆さんの参加をお待ちしております。(詳細は後日お知らせいたします。)