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企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」会期中のイベント


「小泉セツ」レクチャーシリーズ

※【2024/09/10追記】第4回(10/12)の申込受付開始日9月13日(金)に変更しました。
※【2024/07/26追記】第2回以降の定員を増員しました。また、第3回(09/28)は会場を、さんびる文化センタープラバホール 2階 大会議室に変更いたします。

知られざるハーンとセツの物語。セツの生い立ち、二人のコミュニケーション、怪談再話のアシスタント…。2025年秋のNHK朝ドラ「ばけばけ」の主人公に決まった小泉セツとは、どんな人生を歩んだのでしょうか? 彼女の知られざる魅力に迫ります。

全5回チラシ | PDF(790KB)

①明治時代の松江の士族―小泉セツが生きた時代のサムライたち

慶応4年(1868)に生まれ、やがてラフカディオ・ハーンの妻となる小泉セツは、松江の士族の娘として育しました。江戸時代には藩に仕え、禄を食んでいた武士は、明治時代に士族と呼ばれますが、その実は特権を失い、職に就いて生計を立てなくてはならなくなりました。島根県の官員になる者、教師になる者、商売を始める者……。セツの周りには様々な道を選んだ士族がいたことでしょう。松江歴史館の館蔵品から見える松江の士族の生き様を紹介します。

講師:笠井今日子氏(松江歴史館学芸員)
日時:2024年7月27日(土)14:00
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
定員:35名(要申込)
申込受付開始日:6月27日(木)

②小泉セツの英単語帳

熊本時代、セツはしばらくの間ハーンから英語のレッスンを受けました。残された2冊の「英単語帳」には、発音の聞き取りと意味が日本語で書かれていて、そこには出雲訛りの形跡・セツの生真面目さとともに、「ヘルン言葉」と呼ばれる二人の特別なコミュニケーションの源泉を垣間見ることができます。

講師:松浦雄二氏(島根県立大学教授)
日時:2024年9月8日(日)14:00
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
定員:45名(要申込)
申込受付開始日:8月8日(木)

③小泉セツと怪談

小泉セツは、士族の没落のスザマジイ状況下でハーンと結ばれ、ハーンの”身体的な衰弱と対人的な神経過敏”を豊かな母性愛で包みます。その夫婦愛から魅力的な怪談の数々が生まれたのです。

講師:長谷川洋二氏(『八雲の妻―小泉セツの生涯』著者)
日時:2024年9月28日(土)14:00(受付開始13:30)
会場:さんびる文化センタープラバホール 2階 大会議室(島根県松江市西津田6丁目5-44/ Google Maps
定員:100名(要申込)
申込受付開始日:8月28日(水)
申込方法:電話 0852-21-2147 と 専用申込フォームで受け付けます。
駐車場:プラバホール駐車場をご利用いただけます。満車の場合は、JR松江駅近辺の有料駐車場をご利用ください。
共催:一般社団法人八雲会

第3回チラシ | PDF(576KB)

④「語られた物語」の再話―媒介者としてのセツ

小泉八雲の再話活動において、妻セツが果たした役割は極めて大きいと言えます。それは、彼女が優れた語り部であったから、また、その生き方を通してハーンに一つの世界を見せ続けたからです。本レクチャーでは、妻として、母としての小泉セツと、再話された物語の関係について皆様と一緒に考えてみたいと思います。

講師:三成清香氏(島根県立大学准教授)
日時:2024年10月12日(土)14:00
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
定員:45名(要申込)
申込受付開始日:9月12日(木)13日(金) ※変更しました。
申込方法:電話 0852-21-2147 と 専用申込フォームで受け付けます。

⑤『KWAIDAN』120年 現代によみがえる超自然的なものの価値

ここ数年、世界各地で「KWAIDAN」の芸術表現が相次いでいます。それは、八雲がセツとともに紡いだ怪談作品が、東洋と西洋、生者と死者、人と自然を結び、現代社会が直面する分断や対立とは対極にある「つながりの感覚」をもたらすからなのかもしれません。各地の事例を通して「KWAIDAN」の現代的意味を考えたいと思います。

講師:小泉凡館長
日時:2025年1月12日(日)14:00
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
定員:45名(要申込)
申込受付開始日:2024年12月12日(木)


参加料:無料(参加者は当日の入館料も無料になります)

申込方法

電話 0852-21-2147 と 専用申込フォームで受け付けます。
専用申込フォームのURLは、各回の申込受付開始日に本ページおよび「お知らせ」に掲載します。


怪談120 松江水燈路企画

松江水燈路2024は、9月28日(土)―10月20日(日)の土・日・祝日に開催

演奏会
ヴァイオリンとハープで紡ぐKWAIDAN

演奏:X [iksa](イクサ)(辺見康孝氏+松村多嘉代氏)
日時:2024年10月6日(日)①18:00、②19:15(受付開始は10分前、上演時間は45分です)
会場:小泉八雲記念館 1階 展示室2・3
定員:各回30名(要申込・先着順)
参加費:1,000円(小泉八雲記念館の入館料を含みます)
申込受付開始日:2024年9月6日(金)
申込方法:電話 0852-21-2147 と 専用申込フォームで受け付けます。

イクサ:辺見康孝(ヴァイオリン)と松村多嘉代(グランドハープ)によるデュオユニットで、松江を拠点に活動。2006年10月にデュオとしての初共演以来、これまでにオーストラリア、南アフリカ共和国、カナダなどの海外公演を含め600回以上の公演を行う。オリジナル曲やオリジナルアレンジ、新作の委嘱などヴァイオリンとハープによるアンサンブルの可能性を追求し続ける。島根県観光PR映像やテレビ番組の音楽の制作も手掛ける。www.x-iksa.com

チラシ PDF(1.2MB)

水燈路こども寄席—八雲怪談と落語

出演:松江算数活塾落語教室のみなさん
日時:2024年10月12日(土)18:30-20:00
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
定員:40席(申込不要・先着順) ※定員を超えると立ち見になります。
参加費:無料(ただし小泉八雲記念館の入館料が必要です。大人320円、小・中学生160円)

チラシ PDF(2.9MB)

朗読会
ひとり語り 思い出の記

朗読:松島彩氏(山陰土着系女優)
構成:高嶋敏展氏
日時:2024年10月19日(土)①18:00、②19:15(受付開始は10分前、上演時間は45分です)
会場:小泉八雲記念館 1階 展示室2・3
定員:各回30名(要申込・先着順)
参加費:1,000円(小泉八雲記念館の入館料を含みます)
申込受付開始日:2024年9月6日(金)
申込方法:電話 0852-21-2147 と 専用申込フォームで受け付けます。

まつしま・あや :山陰土着系女優。映画「着信アリFinal」で映画デビュー。その後、東京で舞台の現場で経験を積むも、挫折をし、生まれ故郷の島根に帰る。この地で女優をやると決め、舞台、映画、朗読、アートイベントなど、出演のみならず企画なども行う。タレントとして、TSK「ヤッホー!」をはじめ、ラジオやCMなども経験。現在は、新しい道を模索し、司法試験の勉強に打ち込んでいる。旅とワインと、小泉八雲が大好き。

チラシ PDF(1.2MB)

もののけ怪道にあそぶ。
3館周遊パスポート

開催期間:2025年3月31日(月)まで
価格:1,500円(税込)
特典:
・3館合計2,010円が1,500円に(510円もお得)
・3館共通入館券として開催期間中使えます
・各館おすすめのイラスト入り4枚綴りポストカード仕様
・3館のオリジナルスタンプを集めると、特製クリアファイル進呈
販売窓口:3館どちらの窓口でも購入できます
販売期間:2025年3月31日(月)まで
有効期間:2025年3月31日(月)まで

チラシ | PDF(1.2MB)

終了したイベント

企画展オープニングイベント

オープニング式典

日時:2024年6月27日(木)9:30

「174th Birthday」「KWAIDAN 120」記念オリジナルグッズ進呈

日時:2024年6月27日(木)
先着120名

フロアトーク

日時:2024年6月27日(木)①10:00 ②14:00 案内:小泉凡館長

怪談120 夏休みのこどもイベント

夏休みのこどもワークショップ
Ryoさんとつくる、ひゃっぎょうまき―つくもがみだいこうしんがはじまる…

モノやうつわは100ねんたつとれい宿やどり、やがてつくもがみとなる。よるになるとようかいたちがまし、だいこうしんがはじまる。

講師:渡辺わたなべりょう氏(パーカッショニスト、妖怪画家)
日時:2024年8月10日(土)①10:00、②14:00(受付開始は30分前、活動時間は約1時間半です)
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
対象:小学生
定員:各回12名(要申込・先着順)
参加料:500円(材料費)
申込受付開始日:2024年7月10日(水)
申込方法:小泉八雲記念館 電話 0852-21-2147 と メールフォームで受け付けます。
メールでお申込の際は以下の項目を明記してください。

  1. イベント名「百鬼夜行絵巻
  2. ご希望の回(①または②)
  3. 氏名
  4. 学年
  5. 連絡先(携帯電話番号)

わたなべ・りょう:武蔵野美術大学卒業。在学中よりブラジルのパーカッションを中心に音楽活動を始め、数多くのレコーディング、コンサートに参加する。全国で、大人向け、子ども向けにパーカッションや妖怪画などのワークショップを多数行っている。また、美術と音楽が共存できるプログラム「音と妖怪」「美術と音楽」を主催。ソロアルバムに「ウォレス・ライン」「モルフォ」、著書に「レッツ・プレイ・サンバ」(音楽之友社)。www.ryo-watanabe.com

チラシ | PDF(2.9MB)

小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて

企画展

2024年6月27日(木)―2025年6月8日(日)
1階 展示室3

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